40代からのMAMAケア 暮らし

知っ得!!専門家に聞いて納得(2018年6月掲載)

高齢出産について

晩婚化で出産が遅くなることは、珍しくないこと

知っておいてほしい高齢出産のこと

助産師さんにお話を伺いました。

高齢出産とは、何歳からの出産のことを言うのでしょうか?

日本産婦人科学会では、35歳以上の初産婦さんを高齢初産といい、流産や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、帝王切開のリスクが高くなるため注意をしながら妊娠経過を見ていくこととしています。国際産婦人科連合(FIGO)では、40歳以上の経産婦さんを高齢出産としています。歳以上の出産の割合は年々増加しており、平成23年には24.7%、そのうち3.6%が40歳以上の出産です。

いくつまで出産することが可能ですか?

最近のメディアでは、40歳を過ぎた女性の出産の報道が多く目に留まります。医療の力を借りて、50代でも妊
娠・出産することは可能な時代となりましたが、自然妊娠の可能性は37歳を境にどんどん低下していきます。不妊治療の現場でも年齢が上がるにつれて妊娠率が下がっていくことから、平成28年度からは不妊症治療の費用助成の年齢制限が設けられ、43歳以上の場合は自治体からの費用の助成が受けられなくなりました。卵子は年齢が上がるほど数が減り、染色体異常の確率が上昇するのですが、この「卵子の老化」についてはあまり知られていません。40代の出産が増えているため、「自分も問題なく妊娠できる」と思われがちなのですが、自然妊娠の確率は40歳では10%、45歳になるるなら、1歳でも若いうちに妊活をスタートされることをお勧めいたします。

高齢出産で気を付けることはありますか?

合併症や分娩異常に注意しながら経過を見ます。医師や助産師の指導があった場合は、しっかりと理解できるまでよく話を聞き、対処していくことが必要です。特に異常がない場合でも、出産・子育てにまつわる体力的な問題は、第一に考えなくてはなりません。筋力が充実していて、回復力も20代の出産とは違い、出産の疲労から回復するまでには時間がかかることは避けられません。

まとめ

40代では、サポートを頼みたい両親が高齢であることも多く、ダブルケアとなることも考えておく必要があります。体力的には不安を感じる反面、社会的、精神的な面では充実している年代であることから、身内だけではなく行政の支援や地域の産後サポーター、友人などの協力を上手に活用し、すこやかな子育ての環境づくりをして出産に臨んでいただきたいと思います。

 

 

 

助産師⦆ やのねえりこ

feel助産院 院長
札幌feeling子育ての会 代表

高齢出産のための準備講座
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