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クルール2018年2月号 ママサーチ 【母乳育児について】※掲載できなかった質問回答、行政や病院関係者へのご意見など

クルール2月号のママサーチで調べたクルール会員の皆様の【母乳育児】についてのご質問に

母乳育児相談室 ピア 助産師 佐藤千鶴先生にお答え頂き、P11でご紹介しています。

書ききれなかった質問に対してのお答えも頂いているので、あわせてご覧下さい。

母乳が足りているのかどうかはどのようにしてわかりますか?

母乳不足と母乳不足感は違います。母乳を頻繁に吸うから、長くダラダラと吸うから母乳が足りてないという事にはなりません。
まずは、少なくとも1日に8回位は飲んでいる。色の薄いおしっこが1日に6~8回出る(紙おむつの場合は6回前後)、
元気があって、肌に張りがあり、皮膚の色も良い、
平均的に体重が増えている(月齢にもよりますが最初の6週までは1週間で140~210g(1日20~30g程度)増えます)
などがあれば母乳は足りているという判断になります。

卒乳時に母乳が残ってる場合の乳がんリスクについて教えて下さい。

卒乳後にしこりが残らないように先に言ったようなケアをしていただき、しこりが残らないようにしていただければ、基本的には心配はありません。
しこりが残っていたとしてもそのしこりが乳がんになるという医学的根拠はありません。
しかし、しこりがあれば不安にはなるでしょうから、しこりが残ってしまった場合は早めに一度乳腺クリニックか乳腺外科で診てもらいましょう。

出産経験と病気の相関性

出産し母乳育児をすることで産後うつや2型糖尿病(妊娠糖尿病がある場合)、関節リウマチ、心血管系疾患、高血圧、高脂血症、閉経前乳がん、卵巣がんなどのリスクが低下するといわれています。

乳がんの場合の母乳育児は可能ですか?

乳がんと診断されてしまった場合は、残念ながら何かしらの治療が始まると思いますので、母乳育児を継続することは難しいでしょう。

甘い物で、詰まったり、カレーを食べたりすると味が悪くなって母乳の飲みが悪くなると聞いた。母親の食べた物と母乳の味の関係は?

甘いものやカレー、揚げ物などで母乳の味が悪くなるという医学的根拠はありません。
カレーを食べたから母乳がカレー味になるという事はありません。
一般的にバランスの良い食事をしていれば母乳の質は問題ないので、気にする必要はありません。
食べ物でおっぱいが詰まるという事は基本的にはなく、それ以外の理由で詰まることがほとんどです。
いつも決まったものばかり食べるのではなく、バランスよく食べることをお勧めします。

歯が生えてからの噛まれない授乳方法はありますか?

歯が生えたら皆噛むわけではありませんが、もし噛まれたら、高い声で「痛っ!」と声を出すと赤ちゃんはお母さんが反応してくれたと嬉しくなってしまいます。
それよりも、声を出さずに我慢をし、噛んでいるなら口に手を入れて乳頭を離し、声のトーンを落として真剣な顔で「噛んだら痛いので噛まないで」としっかり伝えてあげる方がやらなくなります。
噛まれた時に、赤ちゃんをおっぱいの方に押し付けるようにしてあげるのも効果的なこともあります。

仕事復帰後のおっぱいのあげ方についてアドバイスお願いします

赤ちゃんの月齢や年齢にもよりますが、1歳前に復帰の場合は、1歳になるまでは復帰後昼休みに1回搾りましょう。
預ける前と帰ってきてからは普段どおりしっかり授乳を続けることで分泌が維持できます。
1歳以降に復帰の場合は、おっぱいが張るようなら昼休みに1回搾っておき、様子を見ながら搾乳はやめていっても大丈夫なことが多いです。
この場合も預ける前、帰ってからは普段通り授乳を続けてください。

母乳育児をしやすくするために必要なことは何だと思いますか?
その他母乳育児についてのあなたのご意見や、行政や病院関係者へのご意見・ご要望などをお聞かせ下さい。

※お詫び※
アンケート配信時の質問に、”母乳育児を引き上げるため必要なことは何だと思いますか?”と記載しておりましたが、
皆様からのご回答に「
母乳があげられない人には辛い事」と多数のご指摘を頂きました。
大変申し訳ございませんでした。不快に思われた皆様にこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
今後言葉や表現には十分配慮致します。

★「ミルクよりも母乳が良い」と言われているが、具体的な役割をもう少し詳しく知っていた方が母親は頑張れると思う。
私は何かの本で読んで本当に免疫力を付けるなら2歳以上まで母乳を吸わせるべきとい記事を読み、それを守りました。
でも周りは「早く卒乳しろ」とか、色々言われました。行政の母乳教室はあまり効果が無いと思う。出産した病院できちんとした知識を教えてほしいと思う。

★母乳をあげたくてもあげられない方のフォローも足りない!
母乳母乳と声高に叫ばれて悲しんでいるままの気持ちも考えた講座やイベントを開催してほしい。
母乳神話ではない、正しい母乳育児法を広めてほしい。

★母乳のでない人への、やさしい対応や指導、励ましのできる看護婦さんがいてくれること

★私の場合は母乳育児をしたかったが必要な量が出なく、ミルクと混合にしていた。
そういった理由でミルクを利用している人もいるので、やりたくてもできなかった人がいることを知ってもらいたい。

★精神的 経済的に 安定した環境でなければ 母乳は無理。

★それぞれの事情があると思うので母乳育児率を引き上げる必要はないと思う。
母乳育児推進の流れになり、産後うつになる人が増えるほうが心配。強いて言えば、色々な施設に授乳室を増やしてほしい。
また、気軽に相談できる母乳外来が増えると嬉しい(どこに相談に行けばいいかわからなかったため)。

★むしろお母さんが母乳神話にふりまわされて辛い思いをしないように,ミルクでも大丈夫だということを教えてあげた方がいいのでは。
母乳がいいとはいうけれど,働いているお母さんなどにとっては母乳育児の押しつけはかなりプレッシャーになると思います。
私は専業主婦だったけれど,最初の子のときにあまり出なくて周りの言葉に色々傷付きました。

★出産後2週間くらいが一番つらい。乳首が切れたりで。
そこでミルクで育てたいと気持ちが弱くなるので、その時のサポート(その時期の専門家のサポートなど)が必要だと思う。
経産婦だとここを乗り切れば楽な母乳育児ができると気持ちを切り替えられたが、1人目だとこんな痛さが続くのかと気が遠くなるので。

★おっぱいトラブルに対応できる病院を増やしてほしい

★こどもにいつでも母乳をあげられるように、授乳室を増やしてほしい。←このような回答は多かった!
公共交通機関が一番困った。あげる場所が少なくてトイレであげたことやこっそり授乳ケープであげることがあったので…

★外出先でも母乳をすぐにでもあげられるような環境。授乳室に赤ちゃんの兄姉も一緒に入りたくなるような快適な環境。

★育児をしてるときはたいへんなことが多いと思いますが、過ぎてしまえば育児の時期が一番楽しく、思い出されます。
母乳育児ができる女性のからだ作りなど教えていくことも必要なのではないでしょうか。

★育児休暇の延長

★飲ませてあげる時間・直接飲ませてあげられない環境の人には、搾乳出来る場所と保管できる機器を用意してあげること

★共働きしなくてもよい環境

★仕事をしながらだと 結局断乳せざるを得ないので、旦那の収入を増やすような対策をして、共働きではなく母親が育児に専念できる社会を作るべき。
旦那が十分な収入があれば、安心して妻は幼稚園に入るまで子育てでき、待機児童なんて馬鹿な問題もなくなる。

★経験者のアドバイス

★公の場で授乳することに批判的な意見があることにびっくりしています。もっと母乳の大切さを老若男女問わず広めてほしい。

★好きで母乳育児を辞めていく人はいるんでしょうか。やむを得ない理由で辞める人が多いように思うのでそっとしてあげてほしい。
母乳がいいことは誰もが理解していてそれでも保育園の問題から早期のうちに社会復帰せざるを得なかったり母乳がたりなかったり色々あるのでは。
仕事復帰しても母乳あげれるような会社にしたりそっちの方がよっぽど急務

★仕事を始めようと思うと物理的に無理なのだと思います。母乳にしてしまうと母親しかあげられなくなるので初めからミルクにしたという話を聞きました。

★行政で、母乳育児をすすめすぎると、あげたくてもあげられない母親がつらくなるので、同時にミルクのいいところも発信すべきだと思う。
母乳は子供にとっていいって事よりも母親にとっていいってことを言った方がいいかも。
産後は精神状態が不安定になりがちなので、慎重にすべきだと思います。

★行政や専門家、産院から、母乳についての指導、おっぱいケア指導をしてほしい←このような回答が一番多かった!

★困った時に駆け込めば対応してもらえる場所が欲しい

★産んだすぐあとの産後入院中にあると思います。こちらは休みたい、休まなければいけないけれど、母乳育児をするには生まれた直後が大事だと思います

★産院で、最初の一回だけさらっと説明するだけでなく、何回も来て教えて欲しかった…。

★体重が少し増えないからといって病院がミルク足せ足せと言わないでほしい

★産院での産前産後の母乳ケア祖父母の現在の子育てへの理解(ストレスは母乳の敵)母乳育児中の産休

★産後すぐに母乳が出るわけではないので、初妊婦さんにプレッシャーを与えないようにしてほしい。

★子供や親にとってのメリットの情報を流して、悩みも気軽に出来たらと思う。私は桶谷式で頑張れてます。

★歯医者さんでは、虫歯予防で早く断乳するように言われて、断乳したと嘘をついていたので、医療関係者の理解も必要だと思いました。
行政でもある程度の年齢(1歳を越えると)で、断乳をすすめるので、まずは、親子のタイミングでの卒乳の指導をしてほしいです。

★授乳期のトラブルは婦人科などで無料で受診することができたりすると良い

★出産前から、母乳が出なかったときの対処方法や、母乳教室などの情報がわかるといいと思う。

★正しい知識を妊婦だけでなく指導する側にも浸透させて欲しい。帝王切開でも、出産直後に手術室で授乳できる体制を整えてもらえるといいと思う。

★生後6ケ月くらいまで子を持つ母親に一時金支給。食材にのみ使える商品券などで、栄養をとってもらう。

★専門的知識よりも、ゆったりと育児のできる環境が必要だと思う

★男性が積極的に育児参加出来る環境を国をあげて改善する事。

★母親が、働かなくてもいい生活環境。

★母子や若い夫婦が安心して暮らせるように全ての面で行政の協力が必要

★地域の助産師さんの紹介。出産地域と、現在暮らしている地域が違うので乳腺炎になった時にとても困りました。
出張で対応してくれる助産師さんが来てくれたので本当に助かりました。
ワーキングマザーの大変さや、ママとしての大変さもわかってくれて、とても励みになりました。

★中学校での教育に組み込み、子供のうちから母乳に対する知識を教えること。授乳に適した環境を企業が必ず設ける義務を負わせること。

★働く女性にも優しい保育環境づくり

★母子や若い夫婦が安心して暮らせるように全ての面で行政の協力が必要

★母子手帳を受けとる際に渡される資料のなかに母乳育児の冊子があるとよい。
出産前からの母乳ケアなど、自分でできることが分かればだいぶ違うと思う。
私は出産すれば、自然に母乳が出るものだと思っていたが、実際は違うし、産院ではそういったことに時間をかけて指導する余裕がない。

最後に・・・

本当にママの本音をたくさん頂きました。お答え頂いた皆様、ありがとうございます。

少しでも多くの行政の方、病院関係の方、祖父母の方、教育関係の方、関係者の方に読んで頂きたいです。

そして改善できそうなことはぜひいい方向に行きます様にご検討をぜひ宜しくお願いいたします。

みなさんが幸せな育児ライフを過ごせますように祈っています。

 

 

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