40代からのMAMAケア

私のダブルケア体験(2017年8月号掲載)

 私の姉は・・・

先天性の重度心身障害者を持っています。両親は食堂を営みながら姉を介護していましたが、母も病気になってしまい、父方の祖父母や父の姉妹に助けてもらいながら姉と母の介護が続いていました。
私が結婚して21歳で子どもが産まれた時も、子ども二人抱えて実家の由仁町に通いました。時には介護のために親戚にまだ小さな子どもたちを1週間以上も預けた事もありました(涙)
そして数年後母が早くに他界してしまい、残された姉の面倒を一番心配していたのは生前の母でした。ちゃんと姉の預け先の施設を探してくれていたのです。ただその施設は自宅の地域ではなく遠い場所でした。姉には地元で暮らすのが一番いい!と考えた私は、町の福祉課に通って、施設を教えてもらいながら2人の年子を抱えて 姉を見てもらえそうな施設を一つ一つあたりました。
赤ちゃんを連れての移動は本当に大変で、今考えるととても辛かったけど、私がやらないと誰がやる?と考えると動くしかなくて、毎日とにかく必死!
結果、生涯見て頂けるいい施設が見つかり、時々うちに泊まりに来てもらいながら現在は落ち着いて暮らしています。おかげで子どもたちにとっても、姉を身近に見ながら育ちましたので、うに泊まりに来る時は当然の様にとても良く面倒を見てくれました。現在子どもたちは自立をし、社会人として頑張っています。
今では父も年をとり、少し介護も必要で、たまに我が家に父と姉を泊まらせたりもしているので、ダブルケアの
状況はまだまだ続いています。
あの日があるから、何があっても乗り越えられる強さを身につけられた気がしています。

 

  

 

現在は・・・

いつも協力的な主人と、味方でいてくれる子どもたちに支えられて、2014年7月に「ぴんぽんはーと」と
いうベビーシッター養成や、訪問託児などを行なう会社を立ち上げました。
「お母さんの代わりにはなれないけれど、いつもと変わりなく過ごすことが出来るように…」とお子さまの気持
ちに寄り添うこと、「自分を大切に思う心」を大切にして、家庭への訪問保育、イベント各種セミナーの託児をさせて頂いております。また、より良い保育を目指しベビーシッターの育成も開始。
親子が共に笑顔で過ごせるようなイベントも開催しています。

 

魚岸 あや子さん(通称 あやちゃん)

ベビーシッター、保育士。1970年由仁町生まれ。
結婚後、2人の子育てをしながらベビーシッターの資格を取得、2004年に活動をスタート。現在札幌市内、近郊でのイベントでの託児や訪問保育でかかわる子どもは延べ1万人以上。どんな子でも一人ひとりの気持ちを尊重し、寄り添う姿勢に母親からも子どもからも絶大な信頼を寄せられている。また、小児救急国際ライセンスやベビーマッサージなど、子どものケアに関する資格を生かした講座やお話会、親子遊びの会なども好評を博している。
2014年、一般社団法人「ぴんぽんはーと」を設立。
ベビーシッター養成講座を開講し、札幌市の保育者向け講座の講師も務めるなど、後進の育成にも力を入れてい
る。
江別市在住

一般社団法人 ぴんぽんはーと
ぴんぽんはーと あやちゃんの日記
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